危険も伴う海の仕事だから常に緊張感をもって仕事に臨む
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社員インタビュー

危険も伴う海の仕事だから常に緊張感をもって仕事に臨む

危険も伴う海の仕事だから常に緊張感をもって仕事に臨む
フェリー椿/甲板員 宮崎 哲誠

自動と手動を組み合わせたフェリーの運転

甲板員として主に船の操縦に関わることを担当しています。朝はまず操縦席の電気系統のチェックや、その日の天候チェックなどを行います。その後は、船の出航準備の手伝いで、フェリーに乗車予定の車を誘導します。

航海に出た後は、船の運転の舵をとることもあります。フェリーの運転は基本的には自動運転ですが、狭い場所や港の近くでは人の手によって操作されます。自動運転中もレーダーを確認して、進路方向の海の様子を見張っていきます。時には、双眼鏡を使っての目視も怠れません。

自分の祖父と叔父がこの会社に勤めていたのがきっかけで入社しました。高校卒業と同時に入社を決めて、今年で2年目になります。

普通高校からこの道に進んだので、船に関わる一連の作業や流れは全て会社に入社後に覚えていきました。

小さな頃から祖父や叔父に船の仕事のことを聞いていました。ただ入社してみると想像していないこともたくさんありました。

例えば、船酔いもそのひとつです。外海を航行するため、時化(しけ)の日はかなり揺れがあって、なかなか慣れずにひどい船酔いをすることもありました。今は揺れも無事に克服できました。

運航にあわせた時間通りの仕事で、趣味の釣りを満喫

船の航路が1.5往復する都合上、通常は8時間以上の勤務になります。その分は残業代としてしっかり給与に反映されています。ただ、船の時間通りの仕事なので、決まった時間以上に遅くなることはありません。

地元が島原なので、出勤が続く日は船に寝泊まりしています。だいたい仕事が終わるのが8時ぐらいになりますが、疲れているので部屋でゆっくりと休んで明日に備えています。

趣味は釣りです。ですので休みの日も海の上にいることが多いです。

最近は、鯛などの旬の大物を釣りに船で沖合まで出ることもあります。休みもずっと船にずっと乗っている感じです。

福利厚生に関しては、まだ家族もいませんし、勉強の身でもあるので、あまり実感がありません。

いつか、家族が増えたりする時に活用するようなことがあるのかもしれませんが、そうした制度も充実していそうでありがたいです。

ルーティーンな作業こそ緊張感をもって臨みたい

フェリーに車を誘導するような作業は、ついついルーティンになりがちです。お客様も乗せているので、いつも緊張感をもって臨むようにしています。

海が荒れている日は、やるべき仕事もいつもの倍ぐらいになります。その仕事を無事に終えた時は、達成感があります。夏の台風時期も避難などをしなくてはいけなくて大変ですが、冬場も海が荒れることが多いので仕事が大変なことが多くなります。

海の仕事はやはり危険が伴います。それだけに、時には先輩から厳しい言葉を頂くこともあります。ただ、無事に港に着いたり、仕事を離れたりした時は、とてもやさしい方ばかりです。

船に寝泊まりすることもあって、家族よりも長い時間を過ごすこともあります。最初は違和感もあったし、不安もありましたが、今はすっかり慣れました。

まずは海技士免許の取得とさらなるスキルアップを

普通科の高校出身ということもあり、まだ海技士免許を取得できていません。早い段階で免許が取得できるように、技術はもちろん、勉強もやっていきたいと思っています。

乗船している時間は長いのですが、その合間にも休憩や自分の時間をとれることも多くあります。

時間管理を上手に行って免許取得に向かってしっかり準備をしていきたいです。

Time Schedule

一日の仕事の流れ

  1. 6:00

    起床

  2. 6:30

    業務前のチェック

  3. 7:00

    ミーティング

  4. 7:15

    お客様・荷物の乗船開始

  5. 8:05

    長崎港を出港

    午前中から夕方にかけ、奈良尾港・福江港・奈留島港を回航します。

  6. 16:05

    長崎港着

  7. 16:50

    福江港へ向け出港

  8. 20:00

    福江港着

    業務終了

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Message

就職希望者へのメッセージ

専門的な船の勉強をした人には最適な仕事ですが、全くの未経験者でもやる気さえあれば成長できる職場だと思います。入社2年目でほぼほぼ仕事の概要は覚えることができました。

また、働く時間が特殊ではありますが、集中的に働いて休みが長くとれるスタイルも、メリハリが効いていて自分は働きやすいと思っています。少し長めの休みでプチ旅行も楽しめます。

僕のような若い船員が少ない状況なので、逆に大きなチャンスだと思います。
一緒に頑張りましょう!

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